第一希望の大学・学部を決める
大学受験は高校受験と違って、大学の「学部」に対して志願をします。
そこで、まずは自分の将来就きたい職業または業種から逆算して、希望の大学・学部を決定しましょう。
大学が決まっていない場合は、大学の前にまず学部です。
河合塾の大学検索システムから、希望の学部を検索軸に、大学を探してみましょう。
⚠️注意 将来の仕事が決まっていないからと、やたらめったらいろんな学部を受ける人がいます。 大学入試では、特に上位校ほど学部のカラーが反映された入試形式になります。 例)経済学部なら経済がテーマの英語長文など そういう意味で、いろいろな学部を手当たり次第受けるのはお勧めしません。 |
そもそも将来の仕事が決まっていない人は、こんなサイトも役に立ちます。
スタディサプリ【進路】
第一希望の大学・学部の入試方式を決める
大学・学部が決まったら、次は入試科目です。
とはいえ、最近は私大の入試方式が山ほど存在しますね。
全学部統一試験、共通テ利用、英語外部利用などなど、
どこの大学も色々な名称で入試方式を用意しています。
ただ学部ごとにメインとなる入試方式は1つで、募集人数も最も多く設定されています。
募集人数が最も多い入試方式をメインのターゲットにしましょう。
いわゆる大学の個別学部入試です。
滑り止め校と被ることもあるので、試験日もメモっておきましょう。
⚠️注意 全学部統一試験や、共テ利用を第一志望にする人がいます。 が! 私としてはお勧めできません。 全学部統一試験は間口が狭い上に、問題の振れ幅が広く対策が取りづらいところが多いです。 共テ利用は、そもそも共テが難しいので、今や主流ではありません。 予備校の先生や学校の先生は、通過儀礼的に共通テスト受験をおススメしてきますが、 最初から私大と決めているのであれば、受験する必要もありません。 |
日本大学法学部の例(2023年度入学試験状況(一般選抜)より引用)
第1期、A方式がターゲットとなる。
入試方式から試験科目を調べる
国語は、現代文のみなのか。古文・漢文も含むのか。
数学は数Ⅱまでなのか、Ⅲも含まれるのか、
などなど、細かいところまで調べましょう。
日本大学法学部A方式第1期の例(2024年度一般選抜試験科目より引用)
国語は現代文・古文なので、漢文が出題されないことに注意
数学選択の場合、数学の出題範囲についても注意
滑り止め校を決める
第一希望の大学・学部が分かり、
メインターゲットの入試方式が定まって試験科目が判明したら、
同じ試験科目で受験が出来る大学を決めましょう。
河合塾の大学検索システムが便利です。
ここで偏差値-5、-10くらいの2~3校が滑り止め校となります。
⚠️注意 第一志望では古文・漢文を使わないのに、滑り止めで古文・漢文が必要だから勉強するという人がいます。 ハッキリ言ってやめた方がいいです。 滑り止めはあくまで滑り止めです。 滑り止めの勉強のために、第一志望のための勉強時間が削られるのはもったいないです。 |
⚠️注意 滑り止めを5校~10校受ける人がいます。 ハッキリ言ってやめた方がいいです。 滑り止めはあくまで滑り止めです。というか、5校~10校も受けたら恐らくどこかで日程がバッティングします。 それに、試験で体力も使いますし、勉強をする時間も削られます。 滑り止めはどんなに多くても5つ程度にしましょう。 |
さいごに
大学受験に関しては、利害や権利のしがらみもあり(苦笑)
予備校の先生や学校の先生など、
相談する人によってアドバイス内容がガラッと変わります。
色々な情報に振り回されて、
気付けばAO(総合型選抜)も受け、
共通テストも受け、
私大一般もいくつもの入試方式を受け、
オマケに滑り止めも10校も受け、、、
なんてことになりかねません。
大学入試はそんなに生易しくありません。
受ければ受けるほど合格率は下がりますので、
あれもこれもと手を出すと、後悔する結果になります。
(心配性ほど特にそうなります)
選択と集中が何より大事です。
後悔の無い受験生ライフのために、この記事がお力になれれば嬉しいです。
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