今年度も何人か、
「予備校に通っていたけど、やっぱり個別にしたい」
そんな生徒さんがいらっしゃいました。(内、半分くらいは元生徒でしたが・・・)
受け入れはするのですが、実際授業を見てみると、
「えっ 予備校で何を学んできたの・・・?」という状態が多いです。
とは言ってももちろん、
予備校に行ったからと行って、絶対ダメという訳ではありません。
(もちろん、予備校で頑張って合格を勝ち取った人もいることは分かっています。)
今回はあくまで向き不向きの話です。
さて、今や高校受験には様々な選択肢がありますね。
集団塾、個別指導塾、家庭教師、最近では自立学習塾といった方法があります。
しかし、大学受験となるとどうでしょう?
未だに多くの保護者と生徒は、
「大学受験=予備校」というイメージの方が多いのではないでしょうか。
予備校が選ばれる理由は明確です。
上位校から下位校まで、目指す大学に応じたカリキュラムが組まれており、それに沿って授業が進められることが大きなメリットです。(難関私大コース、日東駒専コースなど)
高校によって授業のペースが異なる中、
予備校のカリキュラムは、大学合格への確かな道しるべになり得ます。
にもかかわらず、冒頭で述べた通り、毎年「高校合格を機に塾を辞めて予備校に行ったが、やっぱり戻りたい」という相談が寄せられます。
これらの生徒は多くの場合、予備校での学びが限りなく少なく、ほぼゼロからもう一度やり直すことになります。
これは、おそらくその生徒さんが、予備校に向いていなかったからでしょう。
では、予備校に向かない生徒について、少し考察をしてみようと思います。
予備校は、授業は分かりやすく、その授業の進度・難易度にちゃんとついていくことが出来れば学力は上がりやすい一方、上手くいかない時の軌道修正は完全に生徒任せになりがちです。
その上で、考察をしてみようと思います。
自己管理が苦手な生徒さん 大学合格に向けては、予習や復習が必要不可欠です。自分の苦手な部分を把握し、それを克服するためには自己管理能力が求められます。予備校では、授業内容の理解度や苦手な部分の補強について、生徒自身にほぼ完全に任せられます。自分で学習計画を立てられない生徒は、予備校でうまくいかない可能性が高くなってしまいます。
質問ができない生徒さん 大学受験では、分からないことを分からないままにしてはなりません。どんどん新たな知識を覚え、それらをつなぎ合わせる必要があるため、「疑問が残ったまま次に進まないこと」が重要です。しかし、予備校はどうしても集団授業になり、質問に答えてくれるチューターもいつでも疑問に答えられるわけではありません。質問が苦手な生徒や、自分の疑問を言語化できない生徒は、困難に直面する可能性が高いと言えます。
言われたことをただ実行する生徒さん 大学受験では、主体性が求められます。予備校の先生の指示に従うだけでは、独自の学習方法を見つけ出すことができません。「意味はわからないけど、とりあえず暗記する」が通用するのは高校受験までです。指示に盲従する生徒は、予備校での成果を出すことが難しいかもしれません。
メンタルが弱い生徒さん 受験では、「苦手」「できないこと」と向き合い、克服し、軌道修正する能力が求められます。ただ、メンタルが弱いばかりに、自分自身と向き合うことが出来ない生徒さんは、予備校で成果を上げることが難しいでしょう。例えば模試の結果を受け取って、「見ない」「解き直しをしない」ような生徒さんは要注意です。
これらの特性を持つ生徒は、予備校の環境を安易に選択するのではなく、個別指導が必要かもしれません。
大学受験=予備校という考えを一旦置いて、お子さんの性格や学習スタイルをよく考え、最適な学習方法を選択することをお勧めします。
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