成長には失敗が絶対に必要
子どもの成長において、一番重要なものは何でしょうか?
私は、それは「失敗」だと考えています。
人間は「成功」よりも、「失敗」から沢山のことを学びます。
自転車だって、何度も転んで痛い思いをしたからこそ、乗れるようになりますよね。
「失敗」は行動修正のための強烈なエネルギーを生んでくれます。
失敗は「貴重な教訓」です。
これを勉強の世界で例えるとどうでしょう?
忘れ物をして、先生に叱られる
宿題をやらずにいて、教わったはずのことが分からなくなる
テストで悪い点をとって落ち込む
これらは、大人から見れば望ましい状況ではないかもしれません。
しかし、自転車の例と同じ、「貴重な教訓」です。
失敗経験を積み重ねることで、子どもは自分で行動を修正し、
自立した大人へと成長していきます。
ですが、もし我慢しきれず、
大人が介入するとどうなるでしょう?
「忘れ物はないの?」「確認したの?」
「宿題終わったの?」「早くやりなさいよ」
「このテストの点数はどういうこと?」「もっと勉強しなさい」
大人が管理を行うことで、子供は失敗経験がグッと減るでしょう。
短期的には失敗が減り、自体は好転したように見えるかもしれません。
「失敗」をしない弊害
しかし、失敗が減るということは学びも減るということです。
知らず知らずに成長からは遠のいてしまっていることになります。
自転車の例でいえば、ずーっと親が支えている状態です。
それだけでなく、目的も変わってしまいます。
「自分のための学校・塾・勉強」から
「親に叱られないための学校・塾・勉強」へ。
自分の人生なのにどこか他人事。
そんな風に、自分の人生の主人公すら自分ではなくなってしまいます。
子どもが自立できないのは、大人のかかわり方の問題です。
にもかかわらず、
「うちの子は自立しない」「受験に危機感を持たない」「勉強のやる気がない」
と嘆く親御さんが多くいらっしゃいます。
「失敗をしてほしくない」
愛情の裏返しであることは重々理解しています。
しかし、親が子どもの世界に介入すればするほど、
子どもの成長・自立は遠いものになってしまいます。
親の役割とは何か
よく保護者に言われます。
「うちの子が失敗したらどうするんですか?」
まず、この考えを改めることでしょう。
親が「失敗」を歓迎することではないでしょうか。
子どもは自分で失敗の責任を取り、軌道修正の方法を勝手に学びます。
その様子を近くで観察して、
もし困り果てている様子があれば、「次に失敗しないようにするには、どうすればいい?」と問いかけてあげれば十分です。
それ以上のことは、実はする必要がありません。
むしろ手を出せば出すほど、望んでいる姿からは遠ざかります。
学校の準備の管理をやめる
持ち物の管理をやめる
宿題の管理をやめる
勉強の管理をやめる
友達の管理をやめる
起床時間の管理をやめる
こういったことが第一ステップです。
ずーっと親が自転車を支えているのに
「いつまでも自転車に乗れるようにならない」。
それは無理があります。
失敗は教訓で、学びの材料である。
子どもは自分から学び、自分の人生を良い方向へリードすることが出来る。
この事実を真に理解し、受け入れることが、子どもの自立と成長を支える親としての第一歩です。
お子さんの自立を願うのであれば、
失敗を恐れず、チャレンジをする機会を提供してあげてください。
そうすることで子どもは、自信を持って困難に立ち向かう力を身につけることができ、
立派な社会人へと巣立っていくことでしょう。
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