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  • 執筆者の写真Kentaro K

子どもの「やる気がない」背景にあるもの:塾と家庭で解く学習性無力感の謎

更新日:3月30日


勉強のやる気がない子

当塾には、いろいろなお悩みをお持ちの生徒さんが来られます。


中でも、「全然やる気がない」という状態で、半ば保護者に無理やり引っ張られるように塾に連れて来られる子がいます。そこまで極端じゃなくても、ゲームや漫画、スマホに興じてしまい、勉強がそっちのけになってしまう子はかなり多いです。実はこれは経験上、かなり深刻な状態と言えます。

大人にとってはただの「やる気」の問題と見られ、「塾に入れれば改善する」とお考えかもしれません。しかし実際は「うつ病」の一歩手前と言える状態です。


もし仮に大人だったらどうでしょう? 本来やるべきことをそっちのけで、やりたいことをやり続けていたら「これはおかしい」と誰もが思い、心配します。でも、勉強に関しては「やる気」の問題で片付けられますね。少し違和感を感じないでしょうか。


「やる気がない」状態を「学習性無力感」(に苛まれた状態)といいます。簡単に言うと、「やっても無駄だ」と感じている状態です。これは、1967年にシリグマンによる、ある実験によって発見されたものです。


その実験内容は・・・

犬2匹を用意します。 2匹の犬をそれぞれ、Aの箱、Bの箱に入れます。 その後、定期的に電気ショックを流します。 それぞれの箱の中にはスイッチがあります。 Aの箱のスイッチは、押すと電流が止まります。しかしBの箱のスイッチは、押しても電流が止まりません。結果どうなったかと言いますと、Aの犬はスイッチを押して電流を回避することを学びました。しかし、Bの犬はスイッチを押すことすらしなくなり、じっと電流を受け続けました。


Bの犬は、「やっても無駄」ということを学習してしまった状態ですね。


この実験結果は、人間にも適用されることが分かっています。

「やる気のなさ」とは「後天的なもの」、つまり成長過程で習得したものです。

「もともと勉強が嫌い」というのは大間違いなのです。


子供が「やる気がない」「勉強そっちのけ」だとしたら、保護者が期待する姿は、「目の色を変えて勉強をするようになる」でしょう。しかし、塾だけでそうなることは稀です。なぜなら無力感を学んだのは多くの場合、家庭であることが多いからです。


なかなか受け止めにくい事実かもしれません。ただ単に「勉強が出来ない」状態ならば、それは子ども自身が「乗り越えるべき壁」として認識します。

しかし「勉強ができない」状態に、ご家族の方の対応が合わさることで、学習性無力感が生まれる場合が多いのです。


例えば、こういう事象に思い当たりはないでしょうか。


  • 勉強の出来不出来で褒めたり、叱ったりした。

  • 早く勉強しなさい、早く宿題しなさいなどの声がけが多い。

  • テストの点数や模試の点数を親が気にする


そうなると、子どもは「親は私を愛しているのではなく、『勉強が出来る自分』を愛しているんだ」と感じます。そうして、初めのうちは親の期待に応えようと頑張ります。ただ、一度でもつまづいてしまい、親に叱責をされると、「あぁ、もう私は大事じゃないんだ」と、努力を怠ってしまいます。また次も結果が出ず、親の愛情不足を感じるというループに陥り、無力感を学んでしまう状態になります。


実際、「やる気のない」状態のお子様をお持ちの保護者の多くは、「小学校低学年までは勉強がよく出来ていた」とおっしゃいます。


塾では、このループを断ち切るために、精一杯指導を行います。ですのでご家庭でも是非、「勉強のことには触れない」「勉強に関する声がけは一切行わない」「子どもが夢中になることを一生懸命応援する」など、今までと違った行動を徹底するようにしてみてください。


これ無しには、学習性無力感を脱することは難しいです。

是非、子供の将来のために、塾と家庭で協力体制を築いていきたいと思います☺️


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